名古屋グランパスは26日、沖縄キャンプ3日目を終え、DF吉田豊(31)がオンラインで取材に応じた。

「キャンプ前からおおまかな戦術やポジショニングを体に染みこませている」と話し、「改善すべきところは得点のところ。ゴールに近いところで守備をしたり、チャンスがあれば中に入ってシュート、クロスを打つことを強く意識している」とテーマを掲げた。

守備重視のフィッカデンティ監督から、攻撃型の長谷川健太監督(56)に体制は変わった。昨季は守備で持ち味を発揮した一方、得点力不足の課題を残した。

吉田は昨季、リーグ戦38試合すべてに出場し、1得点をあげた。不動の左サイドバックの地位を確立させたが、今季は攻撃的な部分で数字をあげていく。「ゴールに向かう、その意識は強くなっていると思う。求められているのはゴールに直結するプレー。そこが昨季とは違うところ」。31歳で新たな可能性にチャレンジしていく。