J2アルビレックス新潟のMF三戸舜介(19)が、プロ2年目のブレークへ気合十分だ! 4日、キャンプを行っている高知・春野町でオンライン取材に応じ、得点&アシスト量産を誓った。ルーキーイヤーの昨季は鋭いドリブル突破とパンチ力のあるシュートを武器に25試合出場で2得点をマークした。今季はクラブレジェンド、田中達也コーチ(39)が現役時代につけた背番号「14」を継承し、強い覚悟で攻撃をけん引する。

“金髪ドリブラー”が19歳で迎えるシーズンで、最高の結果を残す。「今年は、よりゴールとアシストにこだわる。サイドからどんどん仕掛けていきたい」の言葉に強い意思を込めた。キャンプ活動再開7日目となったこの日午前は攻撃練習を繰り返した。「もっと体力面を向上させたいし、トラップ、パスがまだ多少ずれる。ここからしっかり状態を上げていきたい」。

プロ1年目の昨季は背番号37をつけてプレー。開幕のアウェー北九州戦(21年2月27日)試合終了間際にデビューを果たすと、25試合に出場(先発14試合)し2得点1アシストを記録。シーズン通してドリブル突破を生かしたチャンスメークでもインパクトを残した。

今季は自ら志願し、昨季限りで現役引退した田中コーチが背負った「14」に変更した。「クラブからの提示もあったが自分で選んだ。重みのある番号なので、それに恥じないようなプレーをする」。尊敬する田中コーチからは「頑張れよ」というシンプルなエールを受けたという。

今季、新潟のMF登録選手は三戸を含めて13人。攻撃的な位置にはイッペイ・シノヅカ、伊藤涼太郎、松田詠太郎、吉田陣平ら新しいライバルも加わった。定位置争いのアピール合戦はすでに始まっており「どの試合も誰かがメンバーから外れるはず。今から全員がギラついている。負けずにアピールする」と気合を入れた。【小林忠】