Jリーグのシーズン幕開けを告げる富士フイルム・スーパーカップが12日、日産スタジアムで行われる。昨季J1王者川崎フロンターレと昨季天皇杯王者浦和レッズが激突。日本テレビ系で全国生放送、Tverで生配信される。29回目の開催となる大会は、初回から特別協賛を続ける富士フイルムビジネスイノベーション社の社名変更に合わせて、今回から名称を変えてさらなる歴史を刻む。

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川崎Fがリーグ3連覇に向けて幸先よい勝利を飾るのか、浦和がシーズン初戦で王者に一撃を見舞うのか-。日産スタジアムで注目の一戦が行われる。川崎Fは既存の戦力にタイ代表MFチャナティップら新加入組が融合。浦和は象徴的な存在だったベテラン選手がクラブを去り、選手の入れ替えが進む。J1優勝候補同士の激突で、22年シーズンが幕開けする。

大会にとっては、新たな歴史が刻まれる年になる。94年からゼロックス・スーパーカップとしてスタートし、09年に富士ゼロックス・スーパーカップ、そして今大会から「富士フイルム・スーパーカップ」に大会名称が変更される。21年に「同一企業の協賛で最も長く開催されたサッカースーパーカップ」としてギネス認定され、第1回から富士フイルムビジネスイノベーション社に支えられる大会は、今後もサッカー界の発展を担っていく。