北海道コンサドーレ札幌に期限付き移籍で加入した元日本代表のFW興梠慎三(35)が今シーズンの活躍を誓った。

15日、J1リーグ開幕対戦カードオンライン記者会見が行われ清水のGK権田修一(32)とともに出席。4日後に迫った開幕戦に向けて「ミシャのサッカー、攻撃的なサッカー、それで楽しいサッカーを見せられれば。お互いが熱い試合をして、スタジアムに足を運んでくださっているサポーターのみなさんたちを楽しませたい。タイトルを取るためにこのチームに来ているのでトップを目指して頑張りたい」と意気込んだ。 開幕へ向け現在熊本キャンプで調整中。「コンディション的には現状50%くらいだと自分の中で思っている。それはずっと抱えているケガの問題もありますけど、自分自身毎年毎年シーズンを重ねていくことにスロースターターという感じがあるので、徐々に上がっていければいいのかな」と口にする。

昨季は浦和で20試合に出場し1得点にとどまったものの、20年シーズンまで9年連続2ケタ得点を記録するなど実績を持っている。浦和時代ミハイロ・ペトロビッチ監督(64)のもとで5年間戦っており、戦術面も熟知している。「ミシャサッカーのワントップを張っていれば、2ケタゴールはとらないといけない。でもフォワードは点を取るだけが仕事ではないと思っているのでシャドーの選手にも点を取らせるのも重要。若い選手が多いので、その人たちにいいプレーができるようなサポートをどんどんしていけたらいい」と話した。