柏レイソルFW細谷真大(20)が4日、6日の鹿島アントラーズ戦に向けオンライン取材に応じ、反骨心を口にした。

細谷は前節の横浜F・マリノス戦で今季初得点を挙げ、両チーム最多の36回のスプリントをマーク。DFラインの裏への抜け出しに加え、前線からの守備でも存在感を発揮。「守備のところは自分の中でもこだわってやっている。去年とは違う自分を見せたいなと今、一番思っている。2節通して見せられていると思う」と胸を張った。

チームは今季を前に、FWクリスティアーノ、瀬川祐輔ら攻撃陣が移籍した。プロ3年目の細谷、同4年目のMF山田雄士(21)の柏ユース出身選手が開幕から先発起用されている。前評判は決して高くなかったが、開幕から2連勝。周囲の心配の声を耳にしていたという細谷は「そういうのをギャフンと言わせるのが好きなので」と、反骨心をエネルギーに変えていることを明かした。

次節は3連勝を目指しての鹿島戦。「できれば連勝したいですけど、FWが結果を出せばチームも勝っていく。しっかり、結果を残し続けたいなと思います」。パリオリンピック(五輪)を目指すU-21(21歳以下)日本代表候補の合宿メンバーにも選ばれ「選ばれたことはうれしい。短い期間で強みをアピールしていければ」。まずはチームの勝利に貢献し、代表活動へと向かう。【岩田千代巳】