開幕から3戦連続引き分けだったサガン鳥栖が、待望の勝ち点3をつかんだ。今季新たに就任した川井健太監督(40)にとっても初白星。主力の大量流出や前監督のパワハラ問題など騒動も乗り越え、ホームで勝利を喜んだ。

前半は、鳥栖のコーナーキック6本に対して浦和が1本と、ホームの鳥栖が攻め込む時間を続けた。しかし浦和のGK西川、DF酒井を中心とした守備に阻まれ、スコアレスのまま折り返した。

後半は開始早々浦和ペース。しかし得点にはつながらないまま後半26分、先制は鳥栖だった。MF堀米の左クロスにペナルティーエリア中央にいたFW垣田が、難しい体勢からヘディングで合わせ右隅にゴール。今季から新加入した2人のコンビネーションで決勝点を奪った。

浦和は前節で今季5試合目にして初勝利をつかんだが、連勝とはならず。9日に合流したばかりの新外国人MFモーベルグの出場はなかった。