J1リーグの柏レイソルの18歳FW真家英嵩が、20日の名古屋グランパス戦でユースの先輩であるDF中谷進之介(26)との対決を心待ちにした。チームは15日、柏市内で練習を行い、真家がオンライン取材に応じた。

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今季、ユースから昇格したプロ1年目。初先発となった2月23日のルヴァン杯・京都サンガ戦で初得点。リーグ戦でも横浜F・マリノス戦、前節アビスパ福岡戦と2試合で途中出場をしている。ユースの先輩のFW細谷真大(20)に続く、期待のパリオリンピック(五輪)世代の新星だ。

真家は「シュートは決定的なものを打てている。でも、FWは結果が大事。徐々に自分の形も出せていることがあるけど、今度こそはしっかり決めきれるように準備していきたい」と意欲を見せる。

名古屋には柏ユースの先輩で日本代表経験を持つ中谷がいる。「ユースの大先輩でずっと見てきた。すごく対戦してみたい。そこでしっかり、自分がどれだけやれるか確認したい。出場したら、マッチアップ楽しんで、今回は得点を決めたいと思います」と目を輝かせた。

細谷以外にも、ユースの同期のFW升掛友護もルヴァン杯で2得点。若手FWの活躍が刺激になっており「周りも活躍していい刺激になっています。練習から高いレベルでポジション争いができている」と充実感を口にする。

J1で躍動し、プロ入り前は遠い存在のパリ五輪も少しずつ現実味を帯びてきている。真家は「このクラブで出場機会を得て、結果を残せば勝手に(パリ五輪も)近づいてくると思っている。まずはクラブで出場時間をつかんで点を決めることに集中したい」。柏からまた、頼もしい若手が出てきている。【岩田千代巳】