ガンバ大阪のDF昌子源(29)が、チームに奮起を求めた。

3失点で福岡に01年2月以来の敗戦。今季ホームで1分け2敗と勝利がなく、12位に沈む。

【関連表】J1順位表

前半10分に先制点を与えたことに、昌子は「セカンドボールを前半の前半に拾われてというのがあって、なかなか調子に乗り切れなかった」と指摘。

さらにこう続けた。

「失点してからの振る舞いに関して、失点したらそこで試合が終わるわけじゃない。それなのに『負けました』みたいな雰囲気にチームがなってしまう。戦い方というよりは、振る舞いだとか、メンタル的なところを僕も含めて盛り上げていけたかなと思う」

後半13分には簡単にクロスを上げさせ、ゴール前のマークも外されて0-2。

同36分にはDF柳沢のクリアミスがオウンゴールとなって0-3。

ようやく目を覚ましたのか、われに返った終盤にMF福田とFWレアンドロ・ペレイラのゴールで1点差に迫ったが、反撃するには時間が遅すぎた。

FW宇佐美が右アキレス腱(けん)断裂、GK東口も右膝内側半月板損傷でともに手術を受けた。

軸となる選手が長期離脱する今、精神的支柱として昌子にかかる期待は大きくなる。

「90分を通じてフットボールは何が起こるか分からない。失点しないに越したことはないですが、まだ1失点というふうにポジティブにしていかないと。自分たちでどんどん暗くしてつまってしまうようなことはする必要はないし、チームとしてもう一皮向けないといけない。後ろの失点数が気になる」

26日のルヴァン杯鹿島戦(アウェー)をはさみ、次のリーグ戦は4月2日名古屋戦(ホーム)。チームとして自信を取り戻し、ホーム初勝利をつかみたい。