サンフレッチェ広島がホームで首位の鹿島アントラーズに快勝し、J1通算400勝を達成した。元スイス代表のFWベン・カリファがリーグ戦初スタメンで、エースFWジュニオール・サントスと2トップを組む新システムで臨み、序盤から鹿島を圧倒した。

前半38分、広島は左サイドからペナルティーエリアに走り込んだ34歳のMF柏が、大卒新人MF満田のクロスを左足で流し込み先制。後半18分、中盤で満田がボールを拾うとドリブルで仕掛け右足ミドルシュートで追加点を奪った。

後半34分には、再び広島の柏がジュニオール・サントスのシュートのこぼれ球を右足で押し込み試合を決めた。

前節柏レイソル戦で痛恨の逆転負けを喫した広島は、4戦ぶりの白星で首位を撃破し、400勝を飾った。ドイツ人指揮官のスキッベ監督は「素晴らしい試合をしたと思っています。相手にほとんんどチャンスをつくらせず、自分たちは多くのチャンスをつくり出した」とイレブンを称えた。強力2トップの新システムにも「勝つための戦術」と胸を張り、攻守で躍動したベン・カリファについても、指揮官は「前線の2人はチームのために走っていた。彼の名前は日本全体に知れ渡ったのではないか」と話した。

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