北海道コンサドーレ札幌MF高嶺朋樹(24)が、決勝の今季初得点を挙げた。後半7分、右CKから頭で合わせ、先制点を奪った。クラブJ1ホーム通算250得点目の記念すべき1発に「ボールが良かっただけ。当たったら入った」と謙遜気味に振り返った。

ペトロビッチ監督(64)のJ1通算500試合目を彩った。「偉大な数字。勝利を届けられて良かった」。筑波大から加入して3年目。ルーキーイヤーから起用される恩師だ。学ぶことは攻撃の組み立てや配球面。この日も「前半多くチャレンジできた」。教えが成長を後押ししていると自身でも感じている。

5試合連続完封。クラブではJ1最多を更新し、JFLやJ2時代を合わせても最多タイの記録となる。「今までやってきた、前からのプレスを前線の選手もやっている。押し込まれた展開でも体を張れている」とチームの守備面にも手応えがある。3勝8分け1敗で黒星は1戦のみ。勝ち点を積み重ね、順位は8位に浮上した。「自分たちはタイトル争いとACL圏内(3位)を目指してやっている。鹿島を食って上位に食い込んでいきたい」と、現在首位の次節鹿島戦へ気合を入れていた。【保坂果那】

▽後半40分から出場し、J1デビューを果たしたDF中村 (プロ入りして)4年かかちゃった。正直ほっとしたが、引き続きやっていきたいし、その先スタメンを取らなきゃ意味はない。目指してやっていきたい。