日本サッカー協会(JFA)は16日、今月21日から始まる「天皇杯第102回全日本サッカー選手権大会」の開幕記者会見を行った。

前年度覇者の浦和レッズ主将、GK西川周作(35)らとともに、山下良美審判員(36)が出席。4月末に行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で大会史上初の女性主審となった山下審判員は、一昨年の第100回から天皇杯でも主審を務めている。

「私にとって、年に1回決勝を観戦する恒例行事。ドキドキワクワクしながら観戦していて、参加できるなんてとてもうれしいと、感激しておりました」。

審判を務める際に、女子と男子の試合で特に変えていることはないと話すが、天皇杯の特別感は感じている。「天皇杯はカテゴリーの違うチーム同士が対戦することが醍醐味(だいごみ)の1つ。気持ちがぶつかり合うのも楽しみの1つ。いつもと違うところで、いつも通り変わらないレフェリングが大事」。審判は冷静なジャッジで、天皇杯の魅力を伝えるつもりだ。