急性へんとう炎による発熱で戦列を離れていたセレッソ大阪のパリ五輪世代、DF西尾隆矢(21)が、25日のJ1リーグ浦和レッズ戦(ヨドコウ)で復帰する可能性が出てきた。

小菊昭雄監督(46)が、24日のオンライン取材で明かした。

前節21日の大阪ダービーの直前、西尾は体調不良を訴えて、大一番に出場できなかった。開幕から13試合フル出場してきた鉄人センターバックが今季、初めて欠場となった。

指揮官はこの日、「今は熱も下がって、練習には合流し、フルメニューをこなしている状況」と説明。

実際にこの日、日本協会から発表されたU-21日本代表にも選出された。本人もクラブを通じて「今回選ばれてとてもうれしい。(参加するU-23アジア杯では)優勝を目指して、しっかり自分をアピールして、少しでも成長した姿で帰ってこられるように、頑張ります」とコメントしている。

大阪ダービーに快勝したC大阪は、浦和戦は今季初の連勝を懸けて臨む。結果が出なかった本拠地ヨドコウでは、現在2連勝中だ。

勢いが出てきた小菊監督は「浦和はサッカーの質、個々の力も高い。ガンバ大阪戦同様、我々は全員が攻守に、100%のパフォーマンスを出し、戦うことが重要になってくる」と必勝を誓った。