京都サンガは横浜F・マリノスに敗れ、6試合ぶりの勝利を逃した。

10試合ぶりにGK若原智哉(22)を先発起用して臨んだ。しかし、序盤から攻め込まれる展開に。前半41分に先制を許すと、後半27分にも失点した。今季得点ランク1位のFWピーター・ウタカ(38)を中心に、後半は見せ場もつくったが、無得点に終わった。

アウェーで力負けとなった曹貴裁(チョウ・キジェ)監督(53)は「J1はそんなに甘くない。(今季からJ1へ復帰し)経験が少ない選手が多い中、この試合をこれからの教材にしていかないといけない」と厳しい口調で振り返った。そのうえで、「横浜は(攻撃パターンを)全く変えてこなかった。試合を戦って、感じることがたくさんあった」とし、収穫の多い一戦となったことを強調した。

第9節が終了した時点で5位につけていたが、そこから6戦連続未勝利(2分け4敗)と苦しい状況が続き13位に後退した。

29日の次戦はホームに戻り、2位川崎Fとの対戦を控える。曹監督は「決して下を向く試合ではない。今日感じたことを課題にして、次に向かっていくしかないと思う」と、次節を見据えた。