帝京長岡がDF三宅亜依(2年)の後半13分の決勝ゴールで、開志学園JSCとの接戦を2-1で制した。

イメージ通りだった。「絶対来る」。1-1の後半13分。三宅は右サイドからのクロスに反応し、右足に当てたボールとともにゴールへと突っ込んだ。先週から練習していたシーンと同じ展開での勝ち越しゴールに「よっしゃー!」と喜びが爆発。21日の1回戦、国際情報戦(52-0)での自身3得点に続き、公式戦4得点目が試合を決めた。

左サイドハーフを任されるようになり約2週間。右サイドバックだったが、ケガ人が出たため、“配置転換”となった。DFでの試合では「自分の1度のミスで失点してしまうのでドキドキしながらやっていた」と言う。緊張感を抱えていたが、新ポジションでは持ち味の出足の速さを存分に生かし、スピードに乗ってのびのびとプレーできた。

昨年のインターハイは右サイドバックで出場し、準決勝で敗れた。「今年は得点に絡みたい。右サイドバックならクロス、左サイドハーフなら得点」。まずは2年連続で出場を決めた北信越大会(6月17日開幕=石川)に挑む。三宅はどのポジションでもゴールに関わるプレーを意識し、全国制覇を目指す。【飯嶋聡美】