履正社が16年度以来の全国高校総体(インターハイ)出場を決めた。

2試合連続でPK戦を制して勝ち上がってきた近大付との対戦は、両チームとも0-0のまま延長戦でも決着が付かずPK戦に突入。近大付が3人目を左へ外したのに対し、先攻の履正社は5人全員がPKを成功した。

決勝進出を決めるとともに、大阪は2枠が与えられる全国大会の出場権を獲得。平野直樹監督(56)は「1点差のゲームになると思っていました。少しずつ我慢強くなってきた。(全国の)出場権を得たことは素直に喜びたい」。古田和之介主将(3年=G大阪ジュニアユース)は「大阪1位で全国に行くのと2位で行くのは違うので、まずは大阪1位を全力でつかみたいです。個人個人が特徴を持っていて、まとまった時はいいチームになる」と話した。

6回戦から登場した履正社は、常翔学園、東海大大阪仰星、近大付に勝って決勝に進出した。

12日の決勝は、興国を破った関大北陽と対戦する。