サンフレッチェ広島がホームゲームで北海道コンサドーレ札幌と1-1で引き分け、4日に行われた第1戦と合わせて2試合計4-1となり、8強入りを果たした。

前半は札幌の積極的な攻撃に耐える時間が続き同34分に1点を失った。それでも同ロスタイムにはDF荒木隼人(25)のビッグセーブが光る場面もあった。

右サイドからのミドルシュートをGK川浪吾郎(31)が手ではじくも、ボールはコロコロとゴールの方へ。そのまま入ったかと思われたが、ゴールの中であおむけに倒れていた荒木がゴールラインすれすれでボールをかき出し、ピンチを切り抜けた。執念の左足がだった。

後半は、先勝していた広島は落ち着き、ボールを保持。ゲームを作る展開に持ち込んだ。

後半42分には、FW満田誠(22)が同点弾。相手DFとGKをかわし、空いたスペースに落ち着いてボールを押し込んだ。

満田は「ゴール前でフリーの状態でボールをもらえたので、あとは落ち着いて相手を見て流し込むだけだった。あの状況を作り出してくれたチームのメンバーに感謝したい」と話した。

準々決勝進出は3年ぶり。満田は「自分がチャンスをつかむきっかけになった大会なので、だれよりも思い入れがある。そういった大会でタイトルをとれれば自信になると思うので、1試合1試合こだわって勝っていきたい」と意気込んだ。