沼津U-18は0-1で名古屋U-18に惜敗した。

下克上とはならなかった。県Cリーグ(3部)所属の沼津U-18は、高校年代最高峰のU-18プレミアリーグ所属の相手に真っ向勝負した。前半からハイプレスをかけ、相手をシャットアウト。攻撃では複数人が連動するパスワークでゴールに迫った。だが、後半のカウンター1本で決勝点を献上。吉田悟監督(51)は「勝たせてあげられなかったのは私の責任」。試合後はピッチでうなだれる選手たちをねぎらった。

90分間で放ったシュートは相手の倍となる10本。所属リーグの差を感じさせない善戦だった。MF岩崎圭吾(3年)も「自分たちの実力を把握できた試合になった」と悲観しなかった。岩崎はJリーグの公式戦に出場できる2種登録選手でもあり、13日以降はトップチームの練習に帯同するという。試合後は「この悔しさをJリーグの舞台で晴らしたい」と顔を上げた。