磐田U-18が静岡学園に2-1で逆転勝ちし、県内のライバルと入れ替わって暫定2位に浮上した。今季1敗同士の対決を制し、3連勝。6勝目を挙げ、暫定首位の鳥栖U-18と勝ち点18で並んだ。

前半に1失点。後半は攻勢を強めた。同26分、MF後藤啓介(17)のパスにFW伊藤猛志(17)が反応した。「決めるだけだった」と右足で同点弾。終盤の後半44分には、途中出場のFW船橋京汰(16)が相手DFとの1対1で競り勝ち、決勝ゴール。「プレミアリーグでは初得点。良かったです」と喜んだ。

前田遼一監督(40)は「前半は、厳しい時間帯が長かった」と守勢に回ったことを反省。前半は1本だったシュートを、後半は7本に増やした。「選手たちの頑張りで勝利できた。練習が結果につながっている」。目標の優勝に向けて「選手みんなでサポーターに勝ちを届けたい」と意気込んだ。【倉橋徹也】

■静岡学園・川口修監督「簡単なミスが多かった」

静岡学園は先月29日の県総体準決勝で磐田東に敗れて以来、初の公式戦で逆転負けした。MF高橋隆大(りゅうた、17)が前半34分に先制ゴールを挙げたが、後半に2失点。プレミアリーグでは3試合ぶりの黒星を喫した。川口修監督(48)は「簡単なミスが多かった。後半は、走らされてスタミナが切れ、プランも崩れた」と振り返った。高橋は「チームを勝たせられる選手にならないといけない」と前を向いた。