日本プロサッカー選手会(JPFA)は20日に開いた定時総会と理事会で、日本代表主将の吉田麻也(33=サンプドリア)を新会長に選んだと発表した。

任期は2年。

3期務めた高橋秀人(34=横浜FC)は任期満了で退任。

副会長は大谷秀和(柏レイソル)小池純輝(東京ヴェルディ)山田大記(ジュビロ磐田)清武弘嗣(セレッソ大阪)増田繁人(ブラウブリッツ秋田)の5人が留任。

新たに、日本代表GK権田修一(清水エスパルス)、戸嶋祥郎(柏レイソル)が就任した。

歴代会長は柱谷哲二、井原正巳、中山雅史、藤田俊哉、佐藤寿人、高橋秀人で吉田が第7代会長。海外クラブ所属のままの会長は初となる。

吉田会長は、同会の公式サイトに「日本プロサッカー選手会会長の吉田麻也です。Jリーグ開幕以来、全国各地にプロサッカークラブが存在するようになり、私たちプロサッカー選手を取り巻く環境も大きく変化してまいりました。私たち選手の現在の環境は、サッカー界に飛び込んでくる若者のために行動を起こしてくださった先輩方によって造り上げられてきたものです。近年における少子化や他のプロスポーツと競合する中で、私たち現役選手もプロサッカーの発展や、こどもたちにとって憧れの場であり続けるために何をすべきかを議論し、実現に向けていく必要があります。そのためには私自身もJリーグ、欧州、日本代表で培った経験を日本サッカー全体に共有し、魅力ある日本サッカーの未来のために役員・選手一同とともに貢献してまいりたいと思います。今後とも日本プロサッカー選手会の活動にご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします」と早速、メッセージを寄せた。

日本プロサッカー選手会は「日本国内のサッカークラブに所属するプロサッカー選手(一部の外国人選手を含む)と海外のサッカークラブに所属する日本人プロサッカー選手が会員となっている組織」と、同サイトにはある。

理念は、「日本サッカー界のトッププレイヤーとして、豊かなサッカー文化の普及及び振興に寄与すると共に、相互扶助の精神に基づき、プロサッカー選手の社会的、経済的地位の向上を目的とする」。

そのために以下の事柄をあげている。

・サッカー文化の普及と振興を目指す

・社会に貢献する活動を行う

・プロサッカー選手を取り巻く環境の改善に取り組む

・国内外のサッカー関係団体との交流

・ファンサービスの周知徹底

社会貢献活動、それに伴うオークションの実施、さらに、シーズンオフには、トライアウトなども実施している。