Jリーグは21日、実行委員会を行い、今月11日のルヴァン杯・鹿島-福岡戦(カシマ)戦、12日のJ2東京V-岩手戦(味スタ)で行った声出し応援の検証結果について報告した。

声出し応援エリアでのマスク着用率は99・7~99・8%。飲水やジャンプしてずれた場合を除き、ほぼ守られていた。またエリア外での声出しは確認されず、試合後のコロナ陽性者の報告も0件だったという。

大きな問題なく検証を終え、担当の窪田慎二常勤理事は「2019年以前の100%の入場者数でマスクなしで声を出せる環境を取り戻したいと、ステップ・バイ・ステップで始めている。順調にスタートを切れたかなと思っている。19年以前の状態を1日でも早く取り戻したい」と話した。

次は7月2日の水戸-横浜FC(Ksスタ)戦などJ2の3試合、同6日の横浜-広島(日産)戦などJ1の3試合で声出し応援の検証を実施予定。実施エリアの25%相当の3000人で行った前回から、50%にあたる7000人に増やして行う。

また、この日は新型コロナ対応ガイドラインを改定したことも報告。感染状況が落ち着いてきたことに伴い、これまで選手やスタッフが行っていた週2回の検査を週1回へ変更した。