5大会ぶりの優勝を狙うセレッソ大阪が、敵地で逆転勝利をつかんだ。全3得点は、外国籍3選手によるゴールだった。

1点を追う前半31分、主将MF清武のFKから、FWブルーノ・メンデスが同点ヘッドを決めた。これで公式戦2戦連発となり、いずれもヘッドによるもの。開幕当初に比べ、ブラジル人ストライカーの体調は最高の状態になってきた。

「FWなので(得点を)常に集中している。ボールが来るという感覚もあった。とび込んだら、キヨ(清武)がいいボールをくれたので、合わせるだけだった」

さらに同42分、MF中原のCKから、最後はクロアチア人のDFマテイヨニッチが右足で勝ち越しゴールを決めた。

1点リードの後半5分には、新加入のブラジル人FWパトリッキが右足で来日初得点を記録。この助っ人勢による3連続ゴールで勝利を一気にたぐり寄せた。

「初ゴールを決めることができたのはうれしい。待ちわびていた。決めた時、みんなが喜んでくれる姿を見ることができて、自分もうれしい。これからも、もっと決めたい」

この逆転突破で7月13日の4回戦の相手は、名古屋グランパスに決定した。昨年のルヴァン杯決勝で敗れるなど因縁の相手だが、会場が本拠地ヨドコウに決まったのは、大きなアドバンテージになる。外国籍選手の調子が上がってきたC大阪が、17年度大会以来の日本一を目指す。