新潟医療福祉大が新潟経営大を1-0で破り、4大会連続優勝。8月開幕の全日本大学トーナメント、5度目の出場を決めた。0-0の後半24分、ゴール前に走り込んだFW田中翔太(3年)がMFオナイウ情滋(4年)の右クロスをスライディングで合わせ、決勝点を奪った。「(クロスが)ファーサイドに来ると信じて走った。狙い通りの形」と振り返った。

気温30度を超える猛暑の中でのデーゲーム。新潟医療福祉大は終始、相手の猛攻を受けたが、GK三文字瑠衣(4年)が好守を連発し、無失点に抑えた。三文字は「セービングや声でチームを支えようと思った。(失点)0で終えられたことは収穫」。井手口純コーチ(43)は「粘り強く戦ってくれた。今日出た課題と向き合い、日々、プレー強度を上げていきたい」と話した。

前回大会は1回戦で関東大学リーグ1部の駒大を2-0で破った。次戦の東洋大戦は0-5と完敗も、駒大戦で1得点の田中は「夏場はいつも以上に先制点が重要。序盤からゴールに迫り、勝利に貢献したい」と目標の全国4強超えに向けて力を込めた。【小林忠】