北海道コンサドーレ札幌FW小柏剛(23)が完全合流した。4日、札幌・宮の沢での全体練習でフルメニューを消化した。4月29日湘南戦で右太もも裏の肉離れを負い、離脱していた。対人練習もこなし「ケガの部分は大丈夫。今回は自信を持って復帰できる」と患部の状態は良好だ。

今季2度目の肉離れだった。3月12日横浜戦で同じ部分をケガしていた。その負傷から6戦ぶりに復帰した試合での再発は、ショックだった。復活を目指し、今回は東京・JISS(国立スポーツ科学センター)で約3週間のリハビリを実施した。プールを使用したメニューなど「キツかった」と振り返る。同施設で生活し、「(他競技の)アスリートがいっぱいいて、1人部屋だけど緊張感もあった。食事もほとんど1人で」と、孤独とも戦い、乗り切った。

10日鹿島戦(札幌ドーム)での復帰が予想される。約2カ月半ぶりのピッチへ向けて状態を上げていく。現在は心肺機能の回復を目指している。今季は2度の離脱により5試合無得点。シーズンは後半に突入しているが、「チームとしてはまだまだ上に食い込んでいきたいし、自分自身も2ケタ得点を諦めていない。そこをもっと追求してやっていけたら」と、巻き返しを誓っていた。