元日本代表の釜本邦茂氏(78)が、シンガポールに拠点を置くサッカー事業会社「ACAフットボール・パートナーズ」(ACAFP、小野寛幸CEO)のフットボールアンバサダーに就任した。15日、同社が発表した。

ACAフットボールパートナーズは「スポーツの潜在価値を引き出し、解放させる」をミッションに、海外でのフットボール経営に挑んでいる。今年2月にはベルギー2部KMSKデインズを買収し、同クラブは今季から、日本人の白石尚久氏が監督に就任した。

今回、サッカー業界に造詣が深い釜本氏をアンバサダーに招聘(しょうへい)し、日本サッカーの初期から世界を相手に戦ってきた知見を取り入れ、さらなるビジネスの促進を目指す。釜本氏は、定期的にベルギー、シンガポール、日本でミーティングを重ねながら現地にも赴き、アジアのスター発掘も行う予定だ。釜本氏は「フットボールが関連するビジネスやエンターテインメントの可能性を最大限に引き出すため、あえて世界を舞台に挑戦するという彼らのビジョンに共感しました。メダリストオリンピアン、Jリーグ監督などを通じて得た私自身の経験もお伝えしながら、同じサッカーファミリーとして、ACAFPの今後の活動を日本からサポートしようと思います」とのコメントを発表した。