32歳で初めて日本代表に招集されたMF水沼宏太(32)が決めた。

1-2の後半28分から出場。同40分にDF松原の右クロスに飛び込み、ヘディングで後方に流し込む難しいシュートを決め、同点とした。普段はサイドからのクロス供給が大きな役割だけに「(クロスを)あげる側の心理もわかった。いいボールをくれた」と振り返った。

日本代表が国内組で臨む東アジアE-1選手権に招集された。父貴史氏と、親子での日本代表となった。「やっと肩を並べることができた。これは通過点に過ぎない」と、さらに燃える気持ちがある。同点ゴールにも、「途中から出ることになって悔しかったので、結果を残そうと思った」。相手は長く在籍した鳥栖。変わることのないハングリー精神で日本代表までたどりついた、その生きざまを示した。貴重な勝ち点1をもたらし、切り替えて初めてのA代表に合流する。