湘南が磐田に0-1で敗れた。

FW町野修斗(22)は連戦の疲れも見せず、フル出場した。3得点を挙げた東アジアE-1選手権から中2日の強行日程。日本代表メンバーで最も長い208分に出場したが、湘南のエースFWはこれまでと変わらずキレのあるプレーを披露し、積極的にゴールを目指した。前半41分にはペナルティーエリア手前でパスを受けると、反転して右足で強烈なシュート。相手GKの好セーブに防がれたが、自らシュートコースを切り開くトラップは秀逸だった。

185センチと長身であることから「大型FW」と呼ばれるが、そのプレーで目を引くのは体格を生かした空中戦の強さだけでなく、足元のうまさや身のこなしの柔らかさ。今季のリーグ戦8得点の内訳は利き足の右足が4点、左足と頭で各2点と、実に器用にゴールを決めている。

日本代表の1トップを担う大迫勇也(神戸)に代わるポストプレーヤーとしても期待される万能型FWは「Jリーグで自分の持ち味を出して、チームを勝利に導くことがW杯の招集につながってくると思う」と話していたが、この日は0-1で敗戦。「たくさん学んで吸収しないと、日本を代表するストライカーにはなれない」。今後もチームの勝利のため技術を磨く。