皇后杯全日本女子サッカー選手権県大会決勝が7日に行われる。4年ぶりの優勝を狙う東海大静岡翔洋高は、J3藤枝MYFCの女子チームで大会3連覇を狙うルクレMYFCと対戦。3年連続同一カードとなった一戦で難敵撃破を誓った。

翔洋イレブンが「三度目の正直」に燃えている。ルクレには一昨年の決勝で0-2。昨年も0-3で敗れた。1年時から試合に絡んでいるFW長町依咲(いぶき、3年)は「社会人の選手が多いので体が強い。そこをかいくぐるサッカーをしたい」。攻略への鍵は、シンプルな攻撃で押してくる相手に対し、小気味よくパスを回すこと。ドリブルなどの個人技も有効策の1つで、MF大橋柚紀主将(3年)も「1人1人がどんどん仕掛ける姿勢を見せたい」と力を込めた。

今月2日からの4日間は、強豪チームが静岡市内に集う「フェスティバル」に参加。今夏の全国高校総体で準優勝した十文字(東京)などと実戦を行った。練習試合も含めると、1日1人2試合のペースで実戦を消化。大橋は「この4日間で積み上げてきたことをルクレ相手にぶつけたい」と強調した。優勝チームだけが東海大会(9月3日開幕、静岡県内)への切符をつかむ。今年こそは勝って、次のステージに進む。【神谷亮磨】