Jリーグは30日、J1名古屋グランパスにけん責処分と罰金200万円を課したことを発表した。

7月16日に開催予定だった川崎フロンターレ戦が中止になった過程の報告で、誤った報告をしたことが原因となった。

Jリーグ側は「同月14日、真実は管轄保健所から指導を受けたものではなく、名古屋グランパスの対応方針を是認されたものにすぎないのに、新型コロナウイルス感染者の多発により管轄保健所から同日から3日間の活動停止の指導を受けた旨をJリーグに報告した」と説明。結果的に「エントリー資格を有する選手はいないものと誤信させ、同試合の中止を決定させた」という。

さらに「誤った報告に基づいてJリーグの最も基本的な活動である公式試合の中止を決定させた」と厳しく指摘した。

名古屋の小西工己社長は、同クラブの公式ホームページに「今回の事案におきましては、安易に日程順守義務を回避したとの疑念を他のJクラブの皆さまやサポーターの皆さまなどに抱かれかねず、信用を大きく毀損(きそん)するものであったことを真摯(しんし)に受け止め、クラブとして二度とこのようなことが起こらないよう再発防止に努めてまいります」とのコメントを掲載した。