浦和レッズが4発快勝し、公式戦7戦連続負けなしとなった。チーム内のコロナ禍やケガにより、この日はベンチにDF0人という状況だったが、そんな影響を全く感じさせない戦いぶりを見せた。

序盤に先制すると、流れを完全に引き寄せた。前半7分、MF大久保のドリブル突破から、DFの間を抜け出したMF松尾佑介(25)がパスを受けて左足で先制ゴール。同24分には、5月28日福岡戦以来のスタメン出場となったFWアレックス・シャルク(30)が、MF伊藤のスルーパスを受けて2点目。鮮やかな連係が光った。

後半も勢いは変わらなかった。後半12分には、こぼれ球を押し込んだDF知念哲矢(24)がJ1初ゴールを決めて3点目。柏に攻め込まれる時間もあったが、GK鈴木彩艶(20)が好セーブを連発した。後半40分に、相手のハンドで得たPKをDFアレクサンダー・ショルツ(29)が落ち着いて決め、ダメ押しの4点目。試合終了間際に1点をかえされたが、反撃をこの1点にとどめた。

浦和は今月に入ってここまで、選手6人、スタッフ1人、計7人の新型コロナウイルス陽性が発表されていた。また日本代表DF酒井宏樹(32)も右下腿(かたい)三頭筋(右ふくらはぎ)の肉離れで欠く状況だったが、大声援を背に大きな白星をつかんだ。