アウェーで先勝したサンフレッチェ広島だが、0-3から終盤に2点を返された。

ドイツ出身のミヒャエル・スキッベ監督(57)は終了後すぐ、ピッチ上に選手を集めて円陣を組み、気を引き締めさせた。

同監督は「アビスパはフィジカルに優れていて、タフな試合になった。2戦目も似た展開になると思う。まだ(第1戦が終了した今は)ハーフタイムなので、まとめるのは早い。日曜日(の第2戦)に勝ってから総括をしたい」と険しい表情だった。

前半22分にゴール前のこぼれ球を頭で押し込み先制し、後半にも左足で決め、この日2ゴールのMF川村拓夢(23)は「うまく相手のスキを狙って先制点を奪って、2点目も取れた。ただ、その後に2失点。すごく悔しいゲーム」と話した。

広島はリーグ戦で3位につけ、天皇杯も4強進出。3冠の可能性を残している。

第2戦は中3日で25日に広島のホームで行われる。