サガン鳥栖は28日、U-19日本代表MF福井太智(18)が、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンに来年1月から完全移籍することを発表した。

神奈川出身の福井は、U-12から18まで鳥栖の下部組織で育ち、昨年3月のルヴァン杯・鹿島アントラーズ戦で二種登録の高校生ながら、史上3番目に若い16歳7カ月16日でデビュー。

今年3月にはプロA契約を結んだが、リーグ戦は出場がなかった。9月にU-20アジア杯予選のためにU-19日本代表に追加招集で選ばれていた。リーグ通算4試合出場無得点。

移籍にあたり、クラブを通じて「プロにさせてもらったサガン鳥栖でタイトル獲得に貢献しますと宣言したばかりなのに、このような決断を下したのは、U-19日本代表で世界を体感し『このままではだめだ、世界から置いていかれる』と強く感じたことが全てでした」とコメント。さらなる飛躍を期して新天地への挑戦を選んだ。

Bミュンヘンには過去に元日本代表FW宇佐美貴史(G大阪)が在籍している。