藤枝順心と常葉大橘が初登場し、順当に東海大会(来月6日開幕、三重県)出場2枠をつかんだ。今大会10連覇中の藤枝順心は、1-0で磐田東に辛勝。常葉大橘は4-1で東海大静岡翔洋に逆転勝ちした。両チームは23日の決勝(藤枝総合運動公園サッカー場)で対する。【山口昌久】

常葉大橘の2選手が、快勝に導いた。0-1で迎えた後半4分、MF後藤真生(まい、2年)が、左CKを頭で合わせて同点。8分後にはドリブルで右サイドから中央に切り込み、GKとの1対1を制して逆転した。「前半リードされて、流れを変えたかった。自分が決めてやるという強い気持ちが結果につながった」と振り返った。

同26分と29分には、MF榊原琴乃主将(3年)がダメ押し弾。「ミドルシュートが2本入ったので、自信になった」と笑顔を見せた。静岡市出身の2人が、4年連続の東海大会出場に貢献。23日の決勝で、ライバル藤枝順心と対する。今春の県総体決勝(0●3)で完敗した相手だけに、榊原は「県優勝で弾みをつけて、東海大会に臨みたい」と力を込めた。