J3テゲバジャーロ宮崎は18日、元日本代表FW工藤壮人(32)が水頭症の手術を受け、容体が悪化したためICU(集中治療室)にて治療中だと発表した。

クラブによると、工藤は2日の練習時間外に体調不良を訴え、翌3日に医療機関を受診し、検査の結果、水頭症の診断を受けて入院した。

その後、11日に手術を受けて療養していたが、容体が悪化し、17日からICUにて治療に専念しているという。

工藤は柏レイソルのアカデミー出身で同期には日本代表の酒井宏樹がいる。09年にトップチームに昇格。12年にJ1で13得点(5位タイ)を挙げ、13年にも19得点(5位タイ)を記録し、エースストライカーとして活躍。12年に天皇杯を制し、13年にナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)優勝も経験した。

13年5月に日本代表に初選出され、7月の東アジア選手権の中国戦で初ゴール。国際Aマッチ4試合で2得点している。

16年には米メジャーリーグサッカーへ挑戦し、17年以降はサンフレッチェ広島、レノファ山口でプレー。昨季はオーストラリア1部のブリスベン・ロアーでプレーし、今季から宮崎へ移籍。21試合で3得点している。

クラブは「クラブ一同、工藤選手の回復を心より願っております。そしてサポーター、関係各所の皆様にも、ともに工藤選手の回復を願っていただけましたら幸いと思い、ご報告させていただきました。よろしくお願い致します」とコメントしている。