22日のルヴァン杯決勝で5大会ぶり2度目の優勝を狙うセレッソ大阪は18日、大阪市の舞洲グラウンドで行われた練習を報道陣に公開した。

故障離脱していたMF奥埜博亮(33)が、チームに完全合流し、サンフレッチェ広島との頂上決戦の先発が確実になった。

取材に対応した奥埜は、1日の湘南ベルマーレ戦(ヨドコウ)で、左ふくらはぎの肉離れを起こしていたことを明かした。

「試合の途中で違和感があったが、症状は軽いもの」と説明した上で「1試合を通して集中力を持続させていかないといけない。優勝することが一番」と語った。

広島とは今季の公式戦で3戦全敗。特に9月7日の天皇杯準々決勝では、1-0と後半終了間際までリードしながら、最後に連続失点して痛恨の逆転負けを喫していた。

ボランチを務める奥埜は攻守の重要局面に最も効果的に絡める選手で、今季リーグ戦はここまで30試合3得点の数字を残してきた。

この日の練習には、前節12日のFC東京戦(味スタ)で故障したMF鈴木、DF山中も無事に合流。万全ではないものの、今季の快進撃を支えてきたメンバーがそろい、4度目の正直へ準備は整いつつある。