川崎フロンターレ鬼木達監督(48)が続投することが5日、分かった。

来季で7年目の指揮を迎える。同日に行われたリーグ最終節(対FC東京)は勝利するも、首位の横浜F・マリノスが勝ったため、奇跡の逆転優勝は果たせず、クラブ史上初のリーグ3連覇は成し遂げられなかった。6年連続のタイトル獲得も果たせなかったが、クラブは勝利と育成を主軸に、一時は横浜と8にまで広がった勝ち点差を盛り返し、優勝争いを最後まで演じ続けた鬼木監督の手腕を高く評価したとみられる。

鬼木監督は試合後、来季について問われ「2位というものの価値は非常に難しいものと思っている。今までは、2位も3位、4位でも同じと思ったが、今日の試合を見せられると自分自身も感動した。今日のようなゲームをベースに、勝負への執着心、それを常にやれるようにチームに持っていけたら。それを常にやれるように、最後の最後だけでなく、そんなチームにしていけたらなと思います」と話した。来季は奇跡ではなく、圧倒的な力を誇示し、頂点へと上り詰める。

【川崎F】3連覇ならずも鬼木監督「勝利への執念は見せてくれた。いいものを見させてもらった」