22年のJリーグ最優秀選手賞(MVP)を獲得した横浜F・マリノスのDF岩田智輝(25)が、23年シーズンへ向け、さらなる飛躍を誓った。13日、神奈川・横浜市の横浜赤レンガ倉庫イベント広場で行われたクラブのリーグ優勝報告会に出席。選手20人とスタッフらとともに、集まった約5000人の前でリーグ優勝を報告した。

岩田は、報告会の後に囲み取材に対応。「すごくたくさんの人たちに来てもらって、優勝したんだなという実感がわきました」と笑顔で振り返った。報告会では、7日に行われた年間表彰式でのスピーチについてメンバーにいじられる場面もあり、会場に笑いを届けた。「コロナになって(サポーターと)近くで会えるタイミングが少なくなってきた中で、こうやってたくさんの方々に来てもらって直接『おめでとう』と言っていただいて本当にうれしいです」と話した。

19年シーズン以来5度目のリーグ優勝で、自身はMVP、ベストイレブンを獲得した。「本当にいいシーズンだった。全てはシーズンが始まる前の準備から始まっていたし、その準備がいいシーズンになった」と、満足そうに話した。23年シーズンは、03、04年以来19年ぶりとなる連覇を目指す。「挑戦権は自分たちしか持っていないので、しっかり来年も『アタッキングフットボール』を表現して、今年以上に完成度が高い攻めをして2連覇したい」と力を込めた。