19年シーズン以来5度目のリーグ優勝を決めた横浜F・マリノスが13日、神奈川・横浜市の横浜赤レンガ倉庫イベント広場で優勝報告会を開き、選手20人とスタッフらが、約5000人のファンの前で喜びを語った。

シャーレを手に登場したMF喜田拓也主将(28)が、冒頭であいさつ。「マリノスファミリーみんなの力を合わせてシャーレを横浜に持ち帰ることができました。本当におめでとうございます」と叫んだ。そして「道の途中では苦しい時、悔しい時もあったけど、サポーターの皆さんは『自分たちがついているから』と力強く背中を押してくれたし、チームをリスペクトしてくれた。そんな姿勢に応えたかったし、日本一のサポーターにしたいと思わせてくれた。心から誇りに思う」と感謝。会場は温かい拍手に包まれた。

チームのスタートダッシュに貢献も、7月に右膝前十字靱帯(じんたい)を断裂し、戦列を離れてリハビリ中のFW宮市亮(29)は、「本当にこんな人がいっぱい集まってくれてうれしい。想像以上」と興奮気味。サポーターの手拍子に応え、マイクを手に「この街にシャーレを、この街に頂点を」と、チャントを熱唱した。

あいにくの降りだしそうな空模様だったが、黒山の人だかりに笑顔は絶えず。約1時間の報告会で、サポーターとともに喜びを分かち合っていた。