京都がホームで1-1とJ2熊本と引き分けて、J1残留を決めた。J1の16位京都は前半39分、FW豊川雄太(28)の先制ゴールが生まれ、後半に同点に追いつかれたが、ドローの場合は上位が勝者扱いになるPOの規定により、今季12年ぶりにJ1復帰を果たしていた京都が、5度目の降格を免れた。

今季わずか2得点だった豊川は、値千金弾に「やっと、ゆっくりご飯を食って、寝られる。うまく入ってくれてよかった」。MF松田のパスに抜けだし、左足でループ気味に決めた。豊川は18年のベルギー1部オイペン時代も、逆転残留をかけた最終戦でハットトリックを決め、“オイペンの奇跡”と呼ばれるドラマの主人公になっていた。

新本拠地誕生3年目で最多1万8207人の動員も記録。曹貴裁監督(53)は「今年の反省を生かしながら、強くなるプロセスを踏んでいかないといけない」と就任3年目の来季を見据えた。