日本プロサッカー選手会(JPFA)が29日、栃木県内でトライアウトを実施した。

Jリーグのクラブを中心に、退団する選手を対象としたシーズンオフの恒例行事。各クラブの強化担当が見つめる中、38人が、新天地を見つけるために、紅白戦などでアピールした。

MF八反田康平(32=鹿児島ユナイテッドFC)は、中盤で持ち味の技術を発揮しアピールした。

清水エスパルスなどで経験と実績を積んだが、今季は3試合で出場時間はわずか24分にとどまった。トライアウト参加に「まだ、シンプルにサッカーをやりたい意思を広く知ってもらいたいし、自分がどれぐらいまだやれるのか、自分の中で確認したかった」と参加の理由を明かした。

今季、出場機会が少なかったことも「自分の実力不足」と潔く認めた。「サッカー選手は試合に出てなんぼ、と感じた」。チームが遠征の際は、ベンチ外の若手メンバーと数人で練習した。「2、3人の練習の時もありました。腐らずにやり続けることができた。そこは頑張れたと思う」と振り返る。「今日プレーしてみて楽しかった。サッカーをまだやりたいと確認できた。受けて良かった」と、新天地でのプレーを掲げた。

【黄色チーム】

▽GK松井謙弥(37=ブラウブリッツ秋田)

▽DF 山下令雄(24=FC琉球)、岡村和哉(34=FC岐阜)、赤松秀哉(29=ヴァンラーレ八戸)、多田凌輔(30=SC相模原)

▽MF湯沢洋介(31=サガン鳥栖)、中村太一(29=ヴァンラーレ八戸)、普光院誠(29=ブラウブリッツ秋田)、渡辺悠雅(26=カマタマーレ讃岐)

▽FW 青戸翔(26=カマタマーレ讃岐)、木戸皓貴(27=モンテディオ山形)

【青色チーム】

▽GK 柴崎貴広(40=SC相模原)

▽DF 下坂晃城(29=ブラウブリッツ秋田)、新井秀明(22=福島ユナイテッドFC)、細川淳矢(38=FC今治)、綿引康(24=テゲバジャーロ宮崎)

▽MF 妹尾直哉(26=ガイナーレ鳥取)、吉浜遼平(30=FC岐阜)、八反田康平(32=鹿児島ユナイテッドFC)、田中パウロ淳一(29=松本山雅)

▽FW 斉藤和樹(34=ファジアーノ岡山) 佐々木渉(26=カマタマーレ讃岐)