サッカーJFLのホンダFCは2日、浜松市内で新体制発表会を行い、小林秀多(ひでかず)監督(48=藤枝東高出)の就任を発表した。小林新監督は1996年に入社。サイドバックとして5年間プレーし、その後は、下部組織で育成コーチなどを務めた。社員選手だけで戦う3季目のチームを率いるにあたり「安部前監督が示してくれたチーム愛に、新たな色を乗せて優勝を目指したい」と決意表明した。

今季のスローガンは「ワンチーム」。目標とする天皇杯、リーグ優勝に向かい、一丸となって挑戦し続ける。昨季は優勝争いに絡みながら、ラスト3試合で勝利を挙げることができず、3位に甘んじた。天皇杯も不本意な2回戦敗退。指揮官は選手個々の能力を上げ、攻守の切り替えなどでプレーの精度アップを目指すと語り、徹底した走り込みを行っている。「相手に『今年のホンダは違うな』と言わせたい」と意気込み、松本和樹新主将は(29)は「覚悟をもって戦いたい」と健闘を誓った。今季は来月12日、ホーム都田サッカー場で、新規参入の沖縄SVとの対戦で幕を開ける。【倉橋徹也】