今季初先発となった浦和レッズGK鈴木彩艶(20)が無失点に貢献した。「結果を求めていたので、0で抑えられたのは良かった」。初先発だったFW高橋、MF柴戸と前半に2人の負傷者を出す展開となったが、落ち着いてゴールを守り抜いた。

一番後ろから声を出し、守備陣を統率。ピンチの芽を摘み、枠内に飛んでくればさすがの反応で防いだ。「自分のところにあまり飛んで来なかったが、守備陣が体を張ってしっかり守ってくれた」。敵地で手にした勝ち点1は好連係のたまものだ。

24年パリ五輪を目指すU-22日本代表では守護神として活躍。しかし浦和では昨季リーグ戦は2試合の出場にとどまるなど、ベテランGK西川に先発の座を譲っている。今季もリーグ3試合を終えて、まだ先発はなし。「正直今も悔しさしかない。リーグ戦で出るのが目標だった。またチャンスでこうやって結果を出せば次につながると思う」。悔しさを隠さないのも、やれる自信があるからこそ。地道な練習と結果を積み重ねて、次のチャンスを待つ。

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