セレッソ大阪が、公式戦4試合目で今季初勝利を挙げた。0-0で迎えた後半41分、途中出場でこれがJリーグ公式戦デビューとなったブラジル人FWカピシャーバ(26)が、得意の左足で決勝点をマークした。

昨年9月を最後に公式戦の勝利から遠ざかっていたC大阪だが、年をまたぎ、10試合ぶりの歓喜に包まれた。小菊昭雄監督(47)の試合後の主な一問一答は次の通り。

-試合を総括して

小菊監督 「(2年連続準優勝で)再びファイナルの舞台に戻る、リベンジする」という強い思いで、全員で臨んだルヴァン杯初戦だった。リーグ戦では3試合勝てずに悔しい思いをしたが、この3試合と同様、どちらに転んでもおかしくない試合だった。(勝因は)ゴールシーンが物語るように、全員の勝ちたい気持ちだった。チームの成長、絆を深める大きな1勝になった。

-最近は後半の勝負どころでの失点が多かった

小菊監督 (GKキム)ジンヒョンのファインセーブもあったが、先発で出た選手、途中から入った選手、ベンチで戦った選手のハードワークの結晶。その中で今日は、リーグ戦で悔しい思いをしている選手、パフォーマンスを発揮できなかった選手もいたが、そういう選手たちが、失点ゼロで抑えて勝てたことは大きなこと。チームの成長が一気にスピードアップする、そういう大きな1勝になった。

-香川が初先発した

小菊監督 ここ数日の(香川)真司はゾーンに入っていて、自分が勝利もたらしたい、(悪い)流れを変えたい、という思いでチームを引っ張ってくれた。(最近は)研ぎ澄まされた表情をしていた。チームが苦しんでいたことを理解して、自分が先発で勝利もたらすんだというオーラを練習だけでなく、ミーティングでもそういう状態だった。頼もしい存在だった。