サッカー女子なでしこリーグ2部のノルディーア北海道が1日、つくばとの開幕戦(茨城・つくば市セキショウチャレンジスタジアム)に臨む。

現時点の所属選手はリーグ最少15人。今季就任した元Jリーガーの米山隆一監督(54)は「人数が最大の課題だが、選手が『全員戦力』『今こそ一つに』ってテーマを掲げている。みんなで力を合わせてやっていかないといけない」と気合を入れる。

学校や仕事と両立してプレーするチームのまとめ役はDF井久保茉桜主将(28)。自ら手を挙げた。21年に1部スペランツァ大阪高槻から加入して3年目。開幕へ「楽しみ。今のチームがどれくらいできるか。不安もあるが、やるしかない」と士気は高い。「今年はなかなか厳しいシーズンになる」と少人数で戦い抜く覚悟はできている。1人1人の自覚を求める。

昨季は3勝7分け8敗で10チーム中7位だった。今季も残留を見据え「1つ1つ目の前の試合を全力でやること」と井久保主将。クラブは今季からU-15を立ち上げる予定。北海道で唯一全国リーグで戦うトップチームが成績を残して、組織を広げていくのが理想だ。指揮官が「のみ込みが早い選手が多く、貪欲」と語る選手たちが一丸となって勝利を目指す。【保坂果那】