昨季王者の横浜F・マリノスがリーグ第7節でホームに昇格組の横浜FCを迎え、同じホームタウンにクラブを構える“横浜ダービー”を5-0の完勝で飾った。

前半は厳しいプレスに手を焼いて得意の攻撃サッカーが封じられたが、後半に一挙5得点。2分にMFマルコス・ジュニオールが決めると、17分と45分にFWアンデルソン・ロペス、23分と28分にはFWエウベルがそれぞれ2得点。強力な外国人勢が次々とネットを揺らした。

この日は日本代表MF西村が体調不良のためにベンチ外。それでも代役のマルコス・ジュニオールが先制ゴールと仕事をし「まだ始まったばかり。量産したい」。引退まで横浜でプレーすることを希望するチーム愛の強い背番号10が、今季リーグ初先発ながらチームを流れに乗せた。

ホームでの横浜FC戦は直近で20年に4-0、21年に5-0と圧倒。お得意様としてきた相手をまたも大差で破った。守っては故障者が続出している右SBで19歳DF山根が安定感を見せた。日本代表に選出されたDF角田は得点ランキング首位タイのFW小川航を「自由にやらせない」との宣言通り完封。公式戦3試合ぶりの無失点と地力の違いを見せつけ、勝ち点3を積み上げた。【岡崎悠利】