ジュビロ磐田が今季初の連勝を逃した。ホームで首位・町田に1-1のドロー。歓喜に沸いたヤマハスタジアムで勝利を届けられなかった。ホームでの連勝は「2」で止まり、3勝3分け3敗となった。

リーグトップの15得点を記録している磐田が、リーグ最少失点(2)を誇る相手を崩し切れなかった。前半11分、ゴールエリア左から左足で決められ先制ゴールを許した。序盤は試合の主導権を握られ劣勢な戦いを強いられたが、終盤2度の決定機にもゴールを割れず。前半終了間際のロスタイム2分、右サイドからのクロスにゴール正面で反応したMF金子翔太(27)が同点ゴールを挙げて前半を折り返した。

1-1の同点で迎えた後半は、互いに攻守の切り替えが早く一進一退の攻防。後半に入って5人の選手を入れ替えて逆転を狙う磐田は、押し込む展開が続いたが、相手の粘りの守備にゴールを割れず、そのまま試合が終了した。

4月はルヴァン杯含めて1カ月で8試合を戦う過密日程。今季補強のできないチームにとって正念場の総力戦に挑む。次節は16日、ホームで熊本を迎える。サポーターの後押しも受けて、ホームで2試合ぶりの勝利を挙げるつもりだ。【山口昌久】