北海道コンサドーレ札幌はアウェーで浦和レッズと対戦し、今季2度目の4失点を喫し、1-4で敗れた。両チーム1人ずつの退場者が出る波乱の展開は、前半34分にDF中村桐耶(22)の得点機会阻止によるレッドカードで、札幌が先に数的不利な状況に陥った。0-2の後半43分にFW菅が今季初得点で1点返したが、同ロスタイムの連続失点で突き放された。ペトロビッチ監督(65)は「1人少ない時間帯が長かったことが選手を疲労させた。同数での時間が長ければもっと札幌らしいプレスと攻撃を見せられたのではないかと思う」と振り返った。

指揮官は1点を追う後半38分に2点目を献上したPKの判定について言及。ペナルティーエリア内でMF青木亮太(27)がシュートブロックでスライディングした際の支え手に当たり、ハンドの判定となった。「どちらとも捉えられるシーンだった。レフェリーの判定は尊重するが、我々が不利な試合展開だった」と残念がった。

敗戦だったが、昨年10月8日に左膝前十字靱帯(じんたい)部分損傷を負い離脱していたMF駒井善成(30)が、古巣戦で復帰を果たした。前半41分に急きょ投入されて約半年ぶりのピッチに立った。ケガ明けでも躍動する姿は、次節以降の希望となった。