2017年以来3度目の優勝を目指す浦和レッズは、敵地でアルヒラル(サウジアラビア)と1-1で引き分けた。前半13分に先制点を許したが、後半8分にFW興梠慎三(36)がこぼれ球を押し込んで追い付いた。

完全アウェーのサウジアラビアで価値あるドローだ。同国代表の中心選手を数多く擁するアルヒラルから貴重なアウェーゴールも奪い、5月6日に埼玉スタジアムで行われる第2戦で勝つか、0-0の引き分けでも優勝が決まる状況になった。

スタジアムの独特な雰囲気や日本との気候の違いもあって、日本代表はサウジアラビアとのアウェー戦で3戦全敗。ゴールを奪ったこともない。森保ジャパンも大苦戦し、21年10月のFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会アジア最終予選で0-1と敗戦。日本にとっては「鬼門」になっている。

ACLでも日本チームは昨季まで通算4戦未勝利(2分け2敗)。09年の準決勝では名古屋グランパスがアルイテハドに2-6で大敗したこともあった。今回の浦和は敵地サウジアラビアでの日本勢初勝利を逃したものの、厳しい環境下でアウェーゴールを奪っての引き分け。17年の決勝もアウェーの第1戦で同じアルヒラルに1-1で引き分け、埼玉スタジアムでの第2戦を1-0で制して優勝。その再現が期待される。

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