1993年(平5)のJリーグ開幕時から現役を続ける唯一無二のレジェンドで、ポルトガル2部・オリベイエンセFWカズ(三浦知良、56)が7日、Jリーグが30周年に関しオンラインで取材に応じた。

10クラブで始まったリーグが今や60クラブに増え、各クラブにホペイロなど専門スタッフが置かれるのは当たり前になった。6日には浦和レッズがアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で優勝。スタンドの浦和サポーターが彩ったコレオグラフィーなど、サポーターの存在も大きかった。 カズは「素晴らしいサポーターが確立されて、Jリーグの30年の進歩がACLに表れていると思う。30年前はそういう雰囲気がまだまだなかった」。浦和のスタジアムは、カズの所属チームでも話題になったことを明かし「欧州に負けないような雰囲気をつくっていることにビックリしているし素晴らしいと言ってくれている。Jも世界に誇れる雰囲気を持ったリーグに成長したかなと。サッカーが文化として根付いているポルトガルの人がそう言ってくれるのは僕も嬉しいし、みんなの努力が実っている証拠かなと思います」と話した。

現在は、ポルトガルでプレーするが、将来また、Jリーグでプレーするのか-。その質問に、カズは「今は毎日、ここで必死に練習して試合のメンバーに入るために毎日戦っている。あとシーズンも3試合。今は残り3試合に集中したい。その後のことは分からないですね」。ただ、プレーを続ける意欲を示し「Jリーグも選択の1つ」とした。