セレッソ大阪の元日本代表MF香川真司(34)が11日、Jリーグ30周年記念マッチ対象試合となる次節14日の京都サンガ戦(サンガS)に向け、決意を新たにした。

93年のJリーグ元年は4歳だった香川は「日本の歴史において欠かせない場所だし、ここから多くの選手が代表、世界に羽ばたいているんで、それは自分にとっても一緒」と、Jリーグの存在について言及。

一方で「まだ30年なんでね、逆に言ったら。もちろん、日本のサッカーを見た時にはこの30年は濃いが、やはり欧州を含めて、僕たちはもっと歴史を積み重ねていかないといけない。もっと、レベルアップするためにという危機感の方が強い」と、現状に甘んじない姿勢を強調した。

香川が約12年半ぶりにJリーグ復帰となった今季、C大阪ではここまで5勝2分け5敗の9位。ここ4試合は勝ち、負けを繰り返す状態が続き、10試合連続先発となる京都戦に向け、香川は「もう1回、自分自身に集中して、やれることを全力でやる必要がある」と足元を見つめた。

この日、大阪市内で行われた練習は一般公開され、練習後は選手がファン、サポーターらのサインに応じる特別の日だった。

300人を超える人々から激励された背番号8は「平日にかかわらず、ありがたい。こんなに多くのサポーターに、応援してもらっていることが再確認できた。次の試合を頑張りたい」と決意していた。