セレッソ大阪のレジェンド、MF香川真司(34)の提言が実った? C大阪の本拠地ヨドコウ桜スタジアム(大阪市東住吉区)が排水管の緊急工事に入ることが11日、分かった。

7日の鹿島アントラーズ戦は前日から降り続く雨の影響で、ピッチはところどころ田んぼ状態。パスは水たまりで止まり、実際はロングボールや、ハイボールで対応するしかなかった。ハーフタイムにはスタッフにより、水をかき出す作業も行われたが効果は限定的だった。

試合はセットプレーで失点したC大阪が0-1で敗れ、ホーム鹿島戦は悪夢の11連敗となった。

試合後の香川は「これだけ水がたまると、やはり、僕たち選手もファン、サポーターも…。別に大雨じゃないので、そこは改善してもらわないと、サッカーにならない」と説明。すぐさまクラブには、水はけの悪い本拠地の改善を求めたことを明かした。

この日のクラブ側の説明によると、元々7日の試合を終えると、ホームの次戦は28日の横浜FC戦まで約3週間あくため、芝生の張り替えを予定していたという。

そこに鹿島戦で水はけの問題が表面化。芝生の下を通る排水管の工事を組み込んだという。今回はシーズン中であり、あくまでも緊急、突貫的な工事になる。クラブではかねて排水の問題は把握しており、香川の提言があったから動くというわけではないようだ。

30周年を迎えるJリーグでは、大雨でもピッチに水がたまらない排水に優れたスタジアムが増えている。特に高床式の日産スタジアムは、集中豪雨があっても試合には影響が少ないことで有名だ。